au版のP20 liteを購入して、主にカメラを中心に他のスマホを比べて使ってみました。
エントリーモデルなので、当然P20 Proなどのハイエンド機種と同じというわけには行きませんが、3万円以下で購入できるスマホとしては満足できる仕上がりだと実感しました。
P20 liteのカメラ画質をiPhone8やXperia XZ2と比べる
3万円以下で購入できるP20 liteのデュアルカメラの実力について、ハイエンドスマホのiPhone8とXperia XZ2のカメラで撮影した画像を見比べてみましょう。
いずれの画像もブログへ掲載するためにリサイズ処理を行っています。
青空の色合いがそれぞれ違いますね。
P20 liteはP20 Pro同様に見た目よりも鮮やかに見えるよに処理しています。
続いて動物園で亀たちを同じく3機種のカメラで撮り比べてみました。
パット見はそれほどの違いは感じません。
室内や夜景の撮影は厳しい
最後に室内や夜景など 暗い場所での画質を比較してみます。
こちらは明確な差が出ました。
P20 liteのレンズはF値が2.2なのに対して、iPhone8のレンズはF値が1.8というスペックの違いがあり、主に レンズの明るさの違いが画像の違いに出ている印象です。
処理性能をベンチマーク
P20 liteのCPU性能や処理性能についてGeekbench4とAnTuTuといったベンチマークテストアプリを使って測定しました。
処理性能のスコアについては2年くらい前のハイエンドスマホ並のスコアとなっていますが、実際に使ってみての感想としては3Dグラフィックを多様したゲームを利用しない限りは特に不満を感じるレベルにはありません。
※Huaweiは、ベンチマークアプリ使用時のみバッテリー消費を無視して性能を極端に上げる処理を行っているため、あくまで参考レベルに見て下さい。
5.8インチディスプレイなのに4.7インチのiPhone8と大きさがそれほど違わないサイズ感が心地よい
実際にP20 liteを使ってみ感じたのがサイズ感がちょうど良いことです。
昨今スマホ本体はどんどん大きくなって、重くなる一方ですが、P20 liteはiPhone8と比べても若干縦に大きいだけです。
iPhone8のディスプレイが4.7インチなのに対して、P20 liteのディスプレイは5.8インチあります。
そういった違いにも関わらず、手に持ちやすい小ささに収まっているので、非常に使いやすく仕上がっています。
バッテリーの持ちも良い
P20 liteのバッテリー容量は3000 mAhと標準的な容量となっています。
スマホのバッテリー消費については、そもそもの容量と使い方によって変わるので一概にはいえないのですが、ファーウェイのliteシリーズは従来からバッテリーの持ちが良いことが評判です。
実際にP20 liteを使ってみた感想ですが、何もせずに放置しておくだけならば3日以上は持ちます。
実際にはそんな事はないのですが、一日使う分には十分バッテリーは持つようになっています。
顔認証も早い
P20 liteは昨年のiPhone Xが始めた切り欠きディスプレイを採用しています。
3万円を切るスマホで切り欠きディスプレイを採用しているのは現時点で非常に少ないですね。
P20 liteはフロント側のカメラに力を入れているため自撮りがキレイに撮れるのですが、それは顔認証機能にも好影響を与えています。
実際利用した感想ですが、顔認証の処理スピードはiPhone Xと比べても遜色ありませんでした。
au版とそれ以外の違いについて
P20 liteはSIMフリーモデルが家電量販店や各種MVNO、そしてワイモバイルやUQモバイルからも販売されています。
これに対して今回私が使用したau版は若干異なります。
主な違いとしては、以下の4点です。
- au版のP20 liteは、販売時点ではSIMロックされている
- au版のP20 liteのストレージ容量は64GB※SIMフリー版は32GB
- au版のP20 liteには、スマホ本体にauのロゴあり
- au版のP20 liteには、au関連のアプリがプリインストールされている
au版とSIMフリー版とで、CPUやGPUといった処理性能に関するところに違いはありません。
キャリアから販売されているからといって、モバイルSuicaなどのおサイフケータイ機能が搭載されているわけでもありません。
したがって、ストレージ容量さえ気にしなければ各種MVNOから販売されているSIMフリーモデルの方を購入した方が良いです。
今買うなら「nova 3」の方がコスパが高くてお勧め
P20 liteと同じHuaweiが開発製造した「nova 3」の国内販売が10月5日から始まりました。
「nova 3」はフロント、リアともにデュアルカメラの4眼カメラとなっていて、更にCPUなどのチップセットがP20 Proに搭載されている物と同じ「Kirin 970」という高性能な物になっています。
これらハイスペック仕様にも関わらず、OCNモバイルだと音声通話SIMとのセットでなんと市場価格(5万4000円台)の半額である2万7000円台で購入できてしまいます。
OCNモバイルは、半年利用すれば違約金なしで解約出来ますので、月々の利用者を考慮しても、激安状態です。