SIMフリースマートフォンである「Huawei nova」を発売日に購入しまして、ここ数日使ってきましたのでカメラの写真画質やDSDSの使い勝手などを中心に使い勝手をレビューしていきます。
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スマートフォンは実際に購入して普段の生活で使ってみないと、性能評価は中々正しく出来ません。
novaの購入を検討している方は是非参考にして頂ければと思います。
Huawei novaのデザイン
ここ数年スマホの大型化が主流となっていて5.2インチ以上のスマホばかりになってしまっています。
その中においてnovaは5インチディスプレイなので手にフィットする大きさでとても持ちやすいです。
Nexus6Pのようなカメラ周りのデザイン
個人的にnovaが発表された時の第一印象がNexus6Pかよ(笑)でした。
この背面のカメラ周りのデザインはバイパーと呼ばれたGoogleのNexusシリーズ最後のスマホとなったNexus6Pそのものです。
Nexus6Pもファーウェイが開発デザインしたものなので、似ていてもなんら不思議ではないのですが、Googleとの開発契約はどうなっているのか気になります。
発売から1年経過すればデザインについてのロックアップは解禁されるのかもしれませんね。
USB Type-C採用で急速充電対応
充電用のUSB端子は端子の裏表を気にしなくて良いType-Cを採用していて、急速充電にも当然対応しています。
パッケージの付属品にはACアダプターとUSB Type-Cケーブルも付属されています。
nova専用ケースが付属
海外メーカでは最近多いのですが、今回のnovaでも標準で専用のケースが付いています。
透明の専用ケースを装着した状態。
中々良いデザインだと思いますし、最初からこうやってスマホを保護できるのは良いですね。
イヤホンジャックあり
iPhone7で話題になったイヤホンジャック無しのデザイン。
novaのようなミドルクラスのスマホではまだまだ健在です。
デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)
Huawei novaはDSDSに対応しているため、1枚は3Gの音声通話に対応したSIMを挿して、もう1枚にはデータ専用のSIMを挿して利用することが出来ます。
au回線も利用可能
上の写真や画像を見てもらえれば分かるようにnovaはau回線の4GLTEも利用できます。
私の場合は、KDDIのサブブランドであるUQモバイルのデータ専用SIMを利用して確認しています。
但し、現状ではVoLTEには対応していないためau回線での音声通話の利用を検討している方は注意してください。
後日ソフトウェアのアップデートでauのVoLTEにも対応予定のようです。
因みにnovaにUQモバイル のSIMを挿して通信速度を測った数値を参考までに載せておきますが、流石UQモバイルは速いですね。
キャリアアグリゲーションにも対応
ファーウェイのnovaはキャリアアグリゲーションにも対応しています。
初期状態ではキャリアアグリゲーションの利用はOFFになっています。
大手キャリアやキャリアアグリゲーションに対応している格安SIMを利用している場合は、この設定を有効にすることで、更に快適なインターネットの利用が可能です。
Huawei novaのスペック一覧
novaの心臓部であるCPUなどのSoCはミドルクラスに多く採用されているオクタコアのQualcommのSnapdragon625を搭載しています。
Huaweiの場合、自社からスピンオフしたHiSilicon社のKirinを採用するケースが多いのですが、今回のnovaではスマホで主流のSnapdragonを採用してきました。
Android 6.0 Marshmallow |
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Qualcomm Snapdragon 625 オクタコア, 8 x2.0GHz A53, 14nm |
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RAM : 3GB / ROM : 32GB / Micro-SDスロット(最大128GB) |
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3020mAh / 急速充電 (5V / 2A対応) |
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約5.0インチ, FHD(1920×1080ドット), IPS液晶 |
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メインカメラ:1200万画素 (1.25μmピクセル, 開口部F2.2, 像面位相差+コントラストAF, HDRフラッシュ, 4K 30fps動画撮影) インカメラ:800万画素(開口部F2.0, FF) |
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重量 | 約146g |
外寸 | 高さ:約141.2mm 厚さ:約7.1mm 幅:約69.1mm |
ブルートゥース | V4.1 |
Wi-Fi | 802.11b/g/n |
携帯電波 |
FDD LTE:B1/3/5/7/8/18/19/28, (au VoLTEについては後日ソフトウェア更新で対応予定) TDD LTE:B38/40 LTE CA DL (国内) : B1+B19/(B1+B18 後日ソフトウェア更新で対応予定) WCDMA: B1/5/6/8/19 GSM:850/900/1800/1900MHz |
センサー | 加速度, コンパス, ジャイロ, 環境光, 近接, HALL, 指紋センサー |
出典:Huawei - HUAWEI nova - 携帯電話 - スペック
ベンチマーク結果
上記スペックのHuawei novaを2つのベンチマークアプリで測定していました。
最初はCPUの性能を測るGeekbench4での測定結果ですが、シングルコアが846,マルチコアが3100となりました。
続いてはCPUだけでなく3D画像の描画性能なども測定するAnTuTu Benchmarkでの測定結果ですが、6万4859というスコアでした。
Geekbench4にしろ、AnTuTu Benchmarkにしろスコアとしてはそれほど高くありません。
しかし、日常使いしている時点ではサクサク快適に使うことができています。
カメラの画質をiPhoneと比較
novaのカメラは背面がF値2.2のレンズに1200万画素センサーを搭載していて、センサーの大きさは1.25μmピクセルとなっています。
オートフォーカスは、像面位相差+コントラストAFでレーザーオートフォーカスは搭載していません。
それでは実際に撮影した写真を見ていきましょう。
上がnovaで撮影した写真で、下がiPhone7で撮影した写真になります。
どちらも標準のカメラアプリで撮影したものをリサイズしています。
novaの方はちょっと暗めな写真になってしまっています。
novaのカメラで夜間撮影すると問題が・・
照明がある夜の公園をnovaとiPhone7で撮影した写真を比較してみます。
先程と同じく上がnovaで撮影した写真で、下がiPhone7で撮影した写真になります。
レンズの明るさの違いも大きいので、iPhoneの方がかなり明るい写真になっています。
実際に人から見えている明るさとしてはnovaの方が近いです。
しかし、novaで撮影した写真を見ると、照明のところが紫色のゴーストのようなものが出ています。
これはこの写真だけでなく、下のように他の写真でも出てしまっています。