iPhone、iPadで使われているiOSでは以前からアプリ毎に位置情報や写真、連絡先へのアクセスが制御できます。
これに対してAndroidはバージョン5のlolipopまでアプリ毎に位置情報や写真、連絡先へのアクセス制限が出来ませんでした。
そのため、例えば位置情報をONにすると位置情報にアクセスするアプリ全てが位置情報の取得が可能になっていました。
また、アプリの中にはアプリの機能的に本当に必要な権限なの?という物も少なくありませんでしが、アプリインストール時に一括で権限を許すか、インストールを諦めるしか選択肢がありませんでした。
Android 6.0新機能のアプリ毎プライバシー設定内容とは
これが今回のAndroid 6.0からiOSのようにアプリごとにアクセス出来る情報を細かく制御できるようになりました。
個人的にはAndroid 6.0の新機能で1番重要な機能だと思っています。
ユーザーである私達がコントロールできるのは、SMS、カメラ、カレンダー、ボディセンサー、ストレージ、マイク、位置情報、連絡先、電話といった個人情報やプライバシーに関わるところは大体設定可能です。
これによってGoogleマップでは位置情報を許可するけど、フェイスブックでは位置情報は許可しないという事が可能になりました。
アプリ事のプライバシー設定手順
アプリ毎のプライバシー設定は、設定>アプリ>歯車アイコン>アプリの権限から出来ます。
Android5からAndroid 6.0へアップデート直後はこのように大量のアクセス権が許可されている状態になっています。
SMSなどの項目をタップすると以下のように権限を求めるアプリ一覧が表示されるので、アプリ毎に許可、不許可を設定しましょう。
尚、アプリに動作に必要な権限を不許可とすると当然アプリは動きません。
例えばSMSやキャリアメールを送るメッセンジャアプリのSMS権限を不許可にすると以下のようにアプリに必要な権限を許可することを求められます。
また、Android 6.0に対応したアプリの場合、初めてアクセス権限を求める際に以下のように許可するか否かを聞くようになりました。
プライバシー設定をしっかり行って、安心安全なAndroidライフを送りましょう!