月額700円からと最安価格で利用できる1stRentalServerのWindows VPSプランをご存知でしょうか。
このプランを半年間利用してきたので、ここまでの使い心地についてレビューします。
1stRentalServerのWindows VPSプランはどんな人が利用しているのか?
1stRentalServerのWindows VPSプランはどんな人が利用しているのでしょうか?
私が考えるに、以下のようなケースで利用する人が多いのではないかと思います。
- Macを利用しているが、Windows環境が必要な人
- 自宅のPCとは別に、24時間稼働させられるWindows PC環境が必要な人
- 別のIPアドレスで作業する必要がある
- テレワークやリモートワーク環境としてWindowsサーバ環境が急遽必要になった会社
- 複数人で同じPCを使いたいケース
特に2番目の理由で利用する人が多いかと思います。
私も、以前MT4を利用したFXの自動売買ソフトを24時間稼働させるのに お名前.com デスクトップクラウド や、使えるねっとのVPSを利用した事がありました。
ここ最近ではアシストアップのウィンサーバやGMO系列の ConoHa for Windows Server も試してみました。
24時間稼働させるソフトウェアを自宅のPCで運用することも出来ますが、PCの発熱や、接続部分の問題等により火災のリスクがあります。
特に、出張や旅行などで家を不在にする時も稼働させておく必要があるので、こういったリスクを考えると、24時間稼働させるソフトを自宅のPCで使うのはリスクが高すぎます。
また、停電によってソフトウェアの稼働が停止してしまうリスクもあります。
そういった場合にWIndowsのVPSサービスは有用です。
ただ、VPSサービスで利用できるOSの多くはCentOSなどのLinux系で、Windowsを利用できるサービスは限られています。
また、Windows VPSでもOSはWindows10のようなクライアントOSではなく、Windowsサーバになっています。
OSがWindowsサーバといっても、Windows10のようなクライアントOSと使い勝手は基本的に似ているので、Windowsをリモートデスクトップで接続して使いたい人は下記サービスを利用しましょう。
1stRentalServerのWindows VPSプランを選んだ理由は月額700円の安さ
WindowsのVPSサーバプランについて各社の費用を比較検討してみると、1番安価だったのが、月額700円から利用できる1stRentalServerだったのです。
過去に利用したことがある、お名前.com デスクトップクラウドは月額2400円からとなっていて、使えるねっとのVPSプランも1600円からの費用となっているので、半額以下で利用できます。
スペック
月額700円から利用できる1stRentalServerのWindowsサーバのスペックをここで確認しておきましょう。
月額700円からと低料金のパーソナルプランは、OSが少し古いWindows Server 2016となっています。
そしてCPUは仮想2コアでメモリも1GBと必要最低限のスペックとなっています。
詳細スペック情報
OS | Windows Server 2016/2019 standard edition |
---|---|
CPU | 仮想2core |
メモリー | 1GB |
SSD ディスク容量 | SSD 75G |
独自IP | 1個 |
最大IP | 5個 |
RDP(リモートデスクトップ) | 1 |
データバックアップ | 1スナップショット無料 |
バックボーン | 10,000Gbps |
UPS(無停電発電装置) | ○ |
Raid10 | ○ |
使い心地
1stRentalServerのWindows VPSプランで一番安いパーソナルプランを2017年8月から2018年3月まで半年以上利用してきました。
利用用途としては、先程紹介したようにGRC を毎日稼働させるためですが、これに関しては問題なく利用出来ました。
それに対して、ブラウザでのウェブ閲覧などは若干重い感じです。
これは当時利用していた時のスペックが仮想コアが1個なのと、メモリが1GBしか割り当てられていないので仕方ありません。
このような事から、パーソナルプランを利用する場合は、完全に自動でプログラムを動かすためだけに利用するのが良いかなと感じました。
ただ、FXの自動売買ツールなどの利用には向いていませんので、 お名前.com デスクトップクラウド を利用しましょう。
契約から利用までの流れ
1stRentalServerを利用する流れですが、下記リンクからWindows VPSプランの申込を行います。
私の場合は、まず2週間の無料トライアルを利用して使い勝手を確認してから本契約をしたのですが、最近はその安さに注目が集まっているためか、申込が殺到しているため無料でのお試しトライアルは現在中断されています。
Windows VPSプランは1ヶ月単位で契約可能なので、有料にはなりますが、まずは1ヶ月契約で利用してみるのがいいかと思います。
契約期間は、後でも変えることが出来ます。
リモートデスクトップでレンタルVPSサーバに接続
申込を行って、手続が完了するとメールにて、接続先レンタルサーバのIPアドレスの連絡があります。
パソコンでリモートデスクトップを起動します。
リモートデスクトップの見つけ方ですが、Windowsのファイル検索窓で"mstsc"と入力するとリモートデスクトップ接続が表示されるので、そこから選択してください。
リモートデスクトップ画面が表示されたら、連絡があったIPアドレスとユーザ名を入力します。
次に最初はパスワードを聞かれるので、1stRentalServerのサイトへログインした会員ページに書かれているパスワードを入力します。
次に、下記のようなリモートデスクトップ接続について証明書に関する警告が表示されるかもしれません。
この時は、"はい"を選択します。
そうすると、リモートデスクトップ接続に成功して1stレンタルサーバのVPSサーバ内のデスクトップ画面が表示されます。
後は、ここでいつものようにPC作業をするだけです。
但し、VPSサーバを利用していく上で注意点もあります。
それはソフトのインストールやアンインストール、Windowsアップデートについてです。
Windowsアップデートは基本的に私達ユーザ側で行う必要はありません。
また、初期状態でインストールされているソフトのアンインストールもしてはいけません。
このあたりの注意事項は、契約後に連絡があるメール等に書かれているので、ちゃんと読むようにしましょう。
契約期間の途中変更と解約に伴う返金について
契約期間は途中で変更することが可能です。
例えば、月額費用を抑えるために1ヶ月契約から36ヶ月契約に変更したい場合は、支払い期限の前日午後5時までにサポートチケットで連絡することで変更できます。
但し、注意点もあります。
それは、長期契約を行った場合、途中で解約しても残りの利用残期間に応じた返金はないということです。
長期契約は、月額料金が安いですが、それは長期間利用してくれる事が前提となっているためなので、返金されないのは当然です。
そのため、最初の3ヶ月など使い勝手に満足できるか判断できるまでの間は短期契約をお勧めします。
クレジットカードの明細情報
1stRentalServerの利用料はクレジットカードで支払うことになりますが、クレジットカードの明細に書かれる商品名や請求元は「THOMAS OF AMERICA利用国US」となります。
1stRentalServerは、株式会社トーマスオブアメリカが運営しているサービスで、Windowsサーバはアメリカにあります。
解約方法と手続の期限
最後に解約方法について紹介して終わりにします。
1stRentalServerのWindows VPSプランの契約は自動更新となっています。
そのため、利用しなくなった場合は解約の手続を行う必要があります。
解約方法ですが、1stRentalServerの会員ページにログインしてサポートへの連絡において解約の申請を行うことで出来ます。
なお、解約の申請は、契約更新日の1週間前までに申請する必要があります。