先週手持ちのNexus5をAndroid 6.0にアップデートしました。
そしてこの数日使ってみて、Android 6.0で追加された数多くの新機能の中でこれは絶対設定しておきたい、知っておきたいという機能を紹介します。
Android 6.0で気になる新機能一覧
アプリから不必要な個人情報にアクセスされるのを防ぐ
iPhone、iPadで使われているiOSでは以前からアプリ毎に位置情報や写真、連絡先へのアクセスが制御できます。
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OS標準設定で電池残量をパーセント表示可能に
ほんの些細な事ですが、Android 6.0からOSの設定でスマホの電池残量がパーセントで表示できるようになりました。
これまでは、何らかのアプリをインストールすることでしか電池残量をパーセント表示出来ませんでしが、今後はこれらのアプリをアンインストールしても電池残量がわかるので、余計なアプリが不要になって電池の消費量削減にもつながります。
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アプリ、システム設定の自動バックアップ機能
Android5まではアプリ本体のバックアップは出来ていましたが、アプリのデータはバックアップが出来ていませんでした。
Android 6.0からはGoogleドライブでAndroid端末内のアプリ設定やwifi、システム設定などが自動でバックアップ可能になりました。
スクリーンショットの画像ファイルが通知領域から削除可能に
Android 6.0から記録したスクリーンショットを通知領域から直接削除する事が可能になりました。
これによって、撮ったスクリーンショットが不要だと思ったら写真アプリなどを起動することなくすぐに削除することが出来るようになります。
通知領域とステータスバーの表示内容のカスタマイズが可能に
Android 6.0から新たに追加されたシステムUI調整ツールを有効にすることで、通知領域に表示する項目の配置や項目をカスタマイズ出来るようになります。
また、ステータスバーの表示もシステムUI調整ツールを有効にすることでカスタマイズ出来るようになりました。
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OS標準機能でブラウザーなどのデフォルトアプリの設定が可能に
ブラウザアプリ、電話アプリ、SMSアプリについてデフォルトのアプリを標準機能として設定できるようになりました。
設定は以下から出来ます。
設定>アプリ>歯車アイコン>既定のアプリ
アプリのバックグラウンドモバイル通信を無効化可能に
Android 6.0ではアプリ毎にバックグラウンドでのデータ通信量を確認できるよ同時に、強制的にバックグラウンドの通信を無効化できます。
バックグラウンド通信の無効化方法
設定>アプリ>アプリを選択>データ使用量を選択>バックグラウンドデータを制限する
基本的に遮断する必要はないと思いますが、疑わしいアプリがあった場合は知っておくと便利です。
強調通知(通知の瞬間表示)の表示・非表示設定がアプリ毎に可能に
電話やメールなどで以下のような通知が表示されることがあると思います。
Android 6.0ではこの強調通知(通知の瞬間表示)をアプリ毎に有効・無効化できるようになりました。
設定は以下の場所から可能です。
設定>アプリ>設定変更したいアプリを選択>通知
例えばメッセンジャーアプリの通知設定を開くと以下の画面になります。
ここで「通知の瞬間表示を許可」の項目を無効にすると、携帯メールが来た時に上で紹介した画面上部に表示される通知が表示されなくなります。
リンク選択時に起動するデフォルトアプリの指定が可能に
ブラウザーなどで特定のURLをタップすると、そのURLに関連するアプリの一覧が表示されて、そこから自分の好みのアプリを選んで起動できる機能がAndroidにはあって、見たことがある人も多いと思います。
Android 6.0では、特定のURLをタップした時にどのアプリを起動するか、もしくは何もアプリを起動させないかを指定することが可能になりました。
設定は以下の場所から出来ます。
設定>アプリ>右上の設定アイコン(歯車アイコン)>アプリリンク
ツイッターアプリを例に具体的に紹介します。
ツイッターアプリは、以下のURLをブラウザーなどでタップした時に起動するアプリの候補になりえます。
これらのURLをタップした時に、ツイッターアプリを開くのか、URLをタップした時にその都度、どのアプリを開くか確認されるようにするのか、ツイッターアプリでは開かないようにするかをAndroid6.0から指定できるようになりました。
以下の機能はAndroid 6.0にアップデートすれば、特に設定不要で恩恵を受ける新機能です。
Android 6.0で処理性能向上
AndroidのランタイムであるARTが改良されて、アプリの処理性能が向上とメモリ使用量が削減されています。
この辺は新しいNexus5Xのメモリが2GBのままとなっていることとも関係しているのかもしれません。
電池の使用量最適化で電池消費量削減
Dozeモードにより、端末が使われていない状態が一定時間続くと自動でスリープモードになって電池消費量を低減します。
アプリスタンバイ機能によって、使用頻度の低いアプリの電池消費量を抑えてくれます。
ファイルマネージャ機能の実装
これまでアプリを使うことでした出来なかったファイルマネージャ機能が簡易的ではありますが、Android 6.0から標準機能で使えるようになりました。
ファイルのコピー&ペーストも出来ます。
ファイルマネージャーの起動は、設定>ストレージとUSB>外部メディアから出来ます。
その他、Android 6.0の全ての新機能は下記Googleのページ(日本語)で確認することが出来ます。
尚、Androidの最新バージョンであるAndroid10に関しては以下の記事で新機能について解説しています。