新築の建売戸建て住宅に対してホームインスペクションを行った事は前回までに記事で紹介しました。
今回ホームインスペクションは、アネストに依頼したのですが、なぜアネストにホームインスペクションをお願いしたのか?
実際にアネストによるホームインスペクションを実施してみてどうだったのか個人的な評価・評判について述べたいと思います。
今後、ホームインスペクションを行う上での参考にしてもらえればと思います。
ホームインスペクションをアネストに依頼した理由
ホームインスペクションを行う業者は数多くあります。
ネットで調べてもアネスト以外にさくら事務所であったり、イールーペなどがあります。
ホームインスペクション業者の比較サイトなんかで評判や口コミ情報もありますが、実際の診断結果や診断写真や報告書の情報もなく本当の口コミ情報か怪しかったです。
そして、実際に利用している体験談とかはGoogleだと見つかりにくいんですよね。
じゃーなぜアネストに今回ホームインスペクションをお願いしたかというと、評判や口コミ、調査内容や技術的な事で決めた訳ではありません。
私の場合、内覧会でホームインスペクションを実施したのですが、内覧会が売り主や不動産会社、そして私の都合で午後2時半からとなっていました。
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多くのホームインスペクション業者は午後の診察だと午後1時スタートとなっていて、私の都合とマッチしませんでした。
そんな中でホームインスペクション可能だったのが、アネストだったという訳です。
このようにホームインスペクションをアネストに依頼した理由は消極的な理由からでした。
これからホームインスペクションを依頼する方は、ホームインスペクションを実施する日時を事前に各HPで確認されてから、調整した方が良いかと思います。
アネストのホームインスペクション費用
■見積り金額
ホームインスペクション実施予定日の1週間前に公式サイトから見積もり依頼を行いました。
その結果、メールで届いた見積もり結果が下記になります。
- 基本料金 55,000円
- オプション 8,000円(詳細報告書)
- オプション 30,000円(床下の詳細調査)
- オプション 0円(外構調査:無料キャンペーン中)
- 追加料金 0円(面積による加算)出張料金 0円
- 早割 ▲5,000円(7日前までに申込みの方に適用)
- 小計 88,000円
- 消費税 8,800円
- 合計金額 96,800円(税込)
見積もり時の前提条件は以下の通りです。
- 報告書は検査終了時に詳細報告書または標準報告書(基本料金に含む)のいずれかを選択いただけます。
- 以上の金額以外には一切費用はかかりません。但し、振込手数料はお客様にてご負担ください。
- お見積りの有効期限は、本メールの送信日から1ヶ月以内です。
- 水周り設備が6箇所以上の場合、追加料金が生じますので、以下へ間取図をご送付ください。その後、再度お見積りを提示致します。
見積もり時には、屋根裏の調査を入れてませんでしたが、実際の申込みでは屋根裏調査を追加しています。
実際の請求額
見積もり後、ホームインスペクションの実施日時を確定し、正式に申し込みを行いました。
その後、ホームインスペクション代金についてメールで連絡があります。
私のケースでは以下のようになりました。
- 基本料金 55,000円
- オプション 8,000円(詳細報告書)
- オプション 30,000円(床下の詳細調査)
- オプション 25,000円(屋根裏の詳細調査)
- オプション 0円(外構調査:無料キャンペーン中)
- 追加料金 0円(面積による加算)
- 出張料金 0円
- 早割 ▲5,000円(7日前までに申込みの方に適用)
- 小計 113,000円
- 消費税 11,300円
- 合計金額 124,300円(税込)
床下や屋根裏調査まで行うと、さくら事務所でも税込みで大体12万円くらいになるので、相場通りかと思います。
一方でイールーペは、アネストやさくら事務所よりも安いようです。
因みに、アネストだと詳細報告書がオプションとなっていますが、これは絶対に必要だと思います。
詳細報告書無しだと、写真付きの指摘点を後で確認することが出来ません。
ホームインスペクション当日に建築士が撮影した写真を見ての報告となるため、診断結果を忘れてしまうと思います。
アネストによるホームインスペクションは良かったかの評価
素人では見つけられない建築施工不備
これはアネストに限った事ではないですが、自分では見つけられない建物の不備を見つけてくれたので、アネストのホームインスペクションを依頼して良かったなと思っています。
上記のような異常箇所を48ページにも及ぶ詳細報告書でまとめてくれるので、ホームインスペクションをやる価値はあります。
専用機器を用いたホームインスペクション
そして、自分ではなく専門業者にホームインスペクションを依頼するメリットとして、レーザー測量機などを用いた水平や垂直を正確に確認出来る点もあります。
素人が水準器で測ってもちゃんと水平かどうかは分かりませんからね。
下記図面は、リビングの傾き状態を測定した結果を赤字で記入した物になります。
一番傾きが大きな部分でも5mm(61mm-56mm)部分で、それ以外は1mm程度の傾きで、良い施工がされているとホームインスペクションを行って頂いた建築士の方は評価していました。
ホームインスペクションを実施した建築士について
今回ホームインスペクションで住宅診断して頂いたのは、SEISHIN建築設計事務所の北村正登さんです。
実際にお会いした印象としては、物静かな印象で、黙々と仕事を処理される方という印象でした。
ホームインスペクション中、私はずっと家にいたので、外構部や家の中、屋根裏や床下とそれぞれ終わるごとに診察結果を報告してくれたので、ホウレンソウ(報告連絡相談)がしっかりしていました。
アネストやさくら事務所は、各地域に対応した建築設計事務所であったり、1級建築士にホームインスペクションを依頼する形を取っています。
すなわち、私のようにホームインスペクションを実施したい顧客を仲介しているのがアネストやさくら事務所となります。
そのため、担当される方によってホームインスペクションの質に少ないながらも差が生じることが想定されます。
ただ、調査項目については、決まっているので人による差は生じないと思います。
アネストは、どんな方が自分のホームインスペクションを担当されるかは指定できないので、そういった場合はアネストは使わない方が良いでしょう。