F1などモータースポーツファン待望のインターネット動画ストリーミングサービスが開始されました。
その名はDAZN。
月額3000円で世界各国のサッカー、メジャーリーグ、NFL(アメフト)、NBA(バスケットボール)、F1(自動車レース)、ゴルフといった豊富なスポーツコンテンツがインターネット環境に接続できれば見ることが出来ます。
F1などモータースポーツコンテンツが充実しているDAZN
個人的にDAZNで1番楽しみなのが、インターネットライブストリーミングサービスでは中々これまでなかった自動車レースの世界選手権であるF1レースの配信です。
更に、F1だけでなくF2(旧GP2)やF3(旧GP3)といったF1を目指す若手ドライバーがレースを行うマイナーカテゴリーも生放送で配信されます。
F2に関しては数年前フジテレビの有料CS放送であるフジテレビNEXTで放送していた時期がありましたが、今はフジテレビNEXTのF1グランプリニュースという番組内で数分程度扱われるだけだったので、DAZNを利用すると、全部のレースが生放送で視聴できます。
因みに、2022年シーズンはホンダなどのメーカーの支援無しでこれまでヨーロッパで活動してきた佐藤マリノ選手とホンダとレッドブルの支援を受ける岩佐歩夢選手がF2にフル参戦します。
DAZNの動画視聴方法
DAZNはHulu やdTV などのネット動画サービス同様に1ヶ月間無料でお試しが出来るようになっています。
無料お試し視聴するためにはDAZNへのアカウント登録が必要となります。
まず、DAZNのサイトにアクセスして「1ヶ月間の無料体験を始める」を選択します。
後は、画面に表示される手順に従って進めればアカウント登録と支払い方法登録が完了して無料視聴体験が出来ます。
無料体験においても支払い方法としてクレジットカード情報の登録が必要となります。
これは無料体験期間が終了するまでに退会しなかった場合に、自動的に課金するためです。
尚、1ヶ月間の無料体験は月末とか月初関係なく、月の途中からでもきっちり1ヶ月間は無料で視聴できます。
今回私は8月20日に無料体験登録をしましたが、9月19日までは無料で利用できる旨がクレジットカード情報登録時にかかれていました。
また、無料体験期間はDAZNのマイ・アカウントページでも確認することが出来ます。
なので、もし無料体験してみてあまり気に入らなかった場合は、1ヶ月経過しないうちに退会するようにしましょう。
DAZNの解約方法
DAZNの利用を止めるにはマイ・アカウントページにある「退会する」から出来るようになっています。
DAZNでF1を視聴してみた感想
今回無料体験を申し込んで早速野球やサッカー、F1レースを見てみましたが、いずれも視聴開始直後は粗いですが、数十秒経過すればキレイなHD画質で視聴できます。
尚、DAZNでの画質はネット回線速度によって自動調節されるため、特に選択する手間は発生しません。
回線速度としては5Mbps以上が望ましく、回線速度が9Mbps以上ならHD画質を楽しむ事ができます。
F1レースの解説や実況について
DAZNでF1のネット配信が開始されたのが2016年のドイツグランプリからでした。
最初は実況も解説も無い状況でしたが、直ぐに日本語による実況と解説が行われるようになりました。
実況にはJスポーツで放送されているスーパーフォーミュラやスーパーGTなどの実況でもお馴染みのサッシャーさんや、2輪の世界スーパーバイク世界選手権(SBK)の実況を担当している中島秀之さんが担当されます。
解説には元F1ドライバーの中野信治さんや、モータースポーツジャーナリストの小倉茂徳さんが担当されます。
フジテレビNEXTとは実況も解説も異なりますが、これまでフジテレビの実況にはF1ファンからの非難も多かったので、DAZNでの放送についての評価が注目されます。
DAZNならF1のフリー走行や予選放送も完全生放送
F1レースは金曜日のフリー走行(練習走行)から土曜日の予選、そして日曜日の決勝レースと3日間に渡って行われます。
フジテレビNEXTもこれら全てを生中継していますが、DAZNでも同様に全てのセッションが生放送されます。
これはこれまでフジテレビNEXTの視聴が難しかったF1好きには貯まらないサイトになりそうです。
フジテレビNEXTには無いF1 ZONEの視聴に対応
2018年の開幕オーストラリアGPからDAZNでは「F1 ZONE」と呼ばれる新しい視聴スタイルを提供しています。
「F1 ZONE」は、ひとつの画面上に国際映像とF1マシンのオンボードカメラ映像、ライブタイミング(LT)、ドライバープロフィールや予選時の順位やタイム情報などをまとめて表示します。
従来は、国際映像をテレビで見ながら、スマホの有料ライブタイミングアプリを利用するというのがF1ファンの楽しみかただったのですが、それが追加料金無しで大画面で楽しめます。
これはフジテレビNEXTには無いDAZNのメリットです。
F1視聴者を少しでも増やしてくれそう
昔F1レースは地上波のフジテレビで日曜日の夜遅くとはいえ無料で見ることが出来ましたが、最近は有料放送のフジテレビNEXTのみでしか見ることが出来ませんでした。
フジテレビNEXTを視聴するにはケーブルTVからスカパーなどの衛星放送契約が必要なため、そこまでしてF1見ないという人も多かったと思います。
DAZNは有料ですが、海外サッカーやメジャーリーグなどをはじめ視聴できるスポーツコンテンツが豊富です。
更に2017年からはJリーグの放映権も獲得して、国内サッカーもJ1だけでなくJ2も含め全て見れるようになっています。
また、インターネットに接続できる環境があれば、スマホでもタブレットでも見ることができるので外出先や旅行先でもライブ視聴できるので、F1の視聴者を増やしてくれそうです。
個人的には、お風呂に入りながら防水タブレットを使ってDAZNでF1を視聴することが多いです。
さらに詳しく
DAZNを大型テレビで視聴する
DAZNはiPhoneやiPad、Androidスマホやタブレットでアプリをインストールすることで視聴できますし、パソコンのブラウザー上でも視聴できます。
しかし、個人的にはやはり大型テレビでスポーツは楽しみたいと思っています。
そこで大活躍するのがAmazonのFire TV Stickです。
5000円以下の端末ですが、これを大型テレビにあるHDMI端子に挿すことでネット動画を快適に楽しむことが出来るようになります。
Amazon Fire TV StickにはHuluやdTVなどのアプリ以外にDAZNのアプリも既に用意されています。
そのため、Chromecastなどを使ってスマホやタブレットからミラーリングして視聴する必要がないので遅延なくスポートを大型テレビで快適に楽しむことが出来るので、DAZNを大型テレビで視聴するうえでは欠かせないデバイスです。
尚、一応Chromecastでも最近DAZNの視聴が出来るようになりました。
motoGPはDAZN以外でネット視聴可能
DAZNではF1を始めとしたモータースポーツをいくつか視聴できるのですが、2輪レースの世界最高峰レースであるmotoGPについては現在のところ視聴できません。
海外ではスペインのDAZNだとmotoGPの配信が行われているのですが、日本では視聴できません。
日本でmotoGPの生放送を見るとなるとケーブルテレビやスカパーでCS放送の日テレジータスを視聴できる契約を行う必要がありました。
しかし、2018年シーズンからはHuluでリアルタイム視聴することが出来るようになって、2022年も引き続きhuluでmotoGPをネットで視聴できます。
Huluで見れるモトGPは、日テレG+で放送するリアルタイム映像の他に、オンボードカメラ映像や全ライダーの現在位置を表示した「ライブトラッキング」CG画像に、レースを上空から撮影した「空撮カメラ」映像を視聴できます。
勿論Huluなので、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットに加えて、Chromecastなどを利用して大画面テレビで視聴することも出来ます。
お出かけ先などでもモトGPを楽しむことが出来るので、これまで日テレジータスを利用してmotoGPを視聴してきましたが、一度Huluでの視聴を試してみようと思います。
スーパーGTとスーパーフォミュラーはAmazonプライムビデオで視聴可能
スーパーGTやスーパーフォミュラーといった国内のモータースポーツも、今のところDAZNでは視聴できません。
これらをネットで視聴するには、Amazonのプライム会員が利用できるAmazonプライムビデオチャンネルという有料テレビチャンネルが便利です。
通常のJスポーツ契約とは異なり、Amazonプライム・ビデオチャンネルだと2週間(14日間)の無料視聴体験期間があるので、いきなりお金を出すのはなという人にとっては便利です。
無料体験期間内にJSPORTSチャンネルを解約すれば、課金もされません。
なお、無料体験が終了した後は、 J SPORTSオンデマンド のジャンルパックを利用した方が500円以上安いです。
WRCやインディーカーなど更なるモータースポーツコンテンツに期待
日本のDAZNではサッカー、野球に続いてモータースポーツが人気コンテンツとなっています。
これはドイツのDAZNとは異なった展開です。
現状DAZNのモータースポーツカテゴリにはF1とF2にF3となっていて、以前まであったスーパーカーチャンピオンシップやラリークロスがなくなってしまいました。
モータースポーツのカテゴリで人気なのは、F1以外だと世界ラリー選手権のWRCとアメリカのインディーカーです。
WRCは J SPORTSオンデマンド で生放送されていて、インディーカーはGAORAにて生放送されています。
GAORAは、基本ケーブルテレビ環境が必要でしたが、今はmotoGP同様にhuluで見れるようになってより便利になっています。
もしこれらもDAZNで見れるようになればモータースポーツ専門チャンネルと言われることでしょう。
是非そんなコンテンツが揃ってくれればと願っています。
いずれにせよ、月額1780円(最初の1ヶ月間は無料)で多種多様なスポーツコンテンツが見放題のDAZNは一度利用すると止められないぐらい満足度が高いサービスです。