電子書籍販売サイトのDigital e-honが2018年4月27日でサービスを終了することになりました。
これまでも電子書籍販売サイトがサービスを終了することは何度かありましたが、実際に自分が電子書籍を購入しているサービスが終了するのは今回が初めてとなります。
Digital e-honを利用していた理由
Digital e-honはAmazonのKindleやhontoなど他の電子書籍販売サービスと比べうとかなりマイナーな部類に入ると思っています。
そんなマイナーな電子書籍販売サービスをなぜ利用していたかというと、年に何回か50%ポイント還元キャンペーンを行っていたからです。
購入した電子書籍はどうなる?
50%ポイント還元キャンペーンを利用してDigital e-honで購入した電子書籍は合計で13冊ありますが、これらは7月31日で全て読めなくなります。
電子書籍が嫌煙される理由の1つに、自らお金を出して購入したコンテンツがサービス終了と共に利用できなくなる点があります。
これが紙の本であれば手元に残るわけですから、電子書籍を購入する上での大きなリスクといえます。
とはいえ、私自身はこのリスクを承知のうえで電子書籍を購入していました。
購入後何度も読み返す本は稀なので、そうであれば紙の本を置いておくスペースを確保するよりもスペースを取らない電子書籍にメリットを感じているからです。
そして、旅行時などに重たい本を何冊も持ち歩く必要がないのもメリットだと感じています。
Digital e-honで購入した電子書籍の一部は「BOOK WALKER」で読める
Digital e-honのサービス終了に伴い、先程紹介したように購入した電子書籍は7月末で読めなくなります。
しかし、一部出版社の本については引き続き「BOOK WALKER」という電子書籍サイト及びアプリで読むことが可能です。
これはどういうことかというと、「BOOK WALKER」ではDigital e-honで購入した電子書籍を読める連携機能が用意されているためです。
連携機能は、双方のアカウントを持っていれば利用することが出来ます。
しかし、Digital e-honで購入した全ての本が「BOOK WALKER」で読めるようになるわけではありません。
「BOOK WALKER」で読めるようになるのは、下記KADOKAWA関係より発行された書籍のみが対象となります。
連携できる書籍は、他の電子書籍店で購入された下記出版社より発行された書籍が対象となります。
- アスキー・メディアワークス
- エンターブレイン
- 角川学芸出版
- 角川書店
- 角川マガジンズ
- 角川メディアハウス
- 中経出版
- 富士見書房
- メディアファクトリー
- ブックウォーカー
私がDigital e-honで購入した電子書籍は、KADOKAWA関係の書籍では無いので残念ながら予定通り7月末で読めなくなってしまうことが分かりました。
とはいえ、それほど落ち込んではいません。
それは異例ともいえる購入費の実質全額補填にあります。
異例の購入費実質全額補填という対応
今回のDigital e-honサービス終了において、手厚い対応だと感じたのが電子書籍の購入にかかった費用と同等のポイントが付与されるということです。
付与されるのは「Digital e-honポイント」というポイントになります。
このよくわからないポイントの使い道ですが、紙の書籍がネットで購入できるe-honで利用できるポイントと等価交換できる他、「BOOK WALKER」で本を購入する際に利用できるコインに交換することが出来ます。
要は実質全額補償に近い対応をとったことになります。
これは私が記憶する限りですが、これまでの電子書籍販売サービス終了の中において最大の補償ではないでしょうか?
このような対応について、他の電子書籍サイトで同様の本を購入できる補償が無いとか、本を探すコストは補償されていないという声もあるようです。
確かにそれらの意見はごもっともですが、私個人でいえば、別の本を購入することも出来るこの対応は至れり尽くせりと言えます。