格安スマホ「Huawei nova lite」をgoosimsellerのキャンペーン特価で1万4800円(税抜き)で購入しました。
購入してから数週間実際に日常生活の中で使ってみて使い心地はどうだったのかを今回はレビューしていきたいと思います。
尚、同じタイミングでHuaweiはliteと同時に上位機種のnovaも発売していますが、こちらのレビューについては先日書いた下記記事を見てもらえればと思います。
nova liteの外観デザイン
nova liteの外観デザインは特に変わった特徴のようなものはありません。
これまでのHuaweiのスマホと同じようなデザインとなっています。
液晶は5.2インチのフルHD解像度となっています。
男の人であれば、片手で一応操作できる大きさです。
背面の真ん中より少し上に指紋認証用のセンサーがあります。
カメラのレンズは出っ張ていません。
nova liteはデュアルSIM仕様ですが、最近流行りの3G+LTEのDSDS仕様ではなく2G+LTEのため日本では1つのSIMしか利用出来ません。
従って、SIMカードとSDカードを入れる形で利用することが多いと思います。
上位版無印novaとの比較
最初に紹介したようにnova liteと同時に無印版のnovaも同時に発売されています。
私の手元には両方の機種があるので、少し比較してみましょう。
右側がnova liteで左側が無印版novaです。
見てもらえれば分かるように無印版novaよりもliteの方が少し大きいです。
スペック的には無印版novaは5インチのフルHD液晶なのに対してliteは5.2インチのフルHD液晶となっています。
デザイン面で顕著に異なるのは背面側です。
無印版novaはHuaweiが製造したGoogle Nexus6Pのような特徴的なデザインになっています。
無印版novaは背面が一体になっておらず、下部にアンテナ感知向上用に材質が異なるカバーが取り付けられていたり、iPhoneのようにアンテナの線が入っているのに対してnova liteはそういった物が一切見えないのでスッキリしています。
厚みについては、無印版novaの方が若干薄いです。
スペックの比較
無印版novaとnova liteのスペックを比較してみましょう。
nova | nova lite | |
OS | Android6 Emotion UI 4.1 |
Android7 Emotion UI 5.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 625 オクタコア, 8 x2.0GHz | Huawei Kirin655 オクタコア(4×2.1GHz+4x1.7GHz) |
メモリ | RAM : 3GB Micro-SDスロット(最大128GB) | novaと同じ *ROMのサイズは異なる。 |
バッテリー | 3,020mAh / 急速充電 (5V / 2A対応) | 3,000mAh |
USB端子形状 | Type-C | Type-B |
カメラ |
メインカメラ:1200万画素 (開口部F2.2, 像面位相差+コントラストAF,4K@30fps動画撮影) インカメラ:800万画素(開口部F2.0, FF) |
novaと同じ
|
ディスプレイ | 約5.0インチ, FHD(1920×1080ドット), IPS | 5.2インチ, FHD(1920×1080ドット), IPS |
重量 | 約146g | 約147g |
サイズ | 高さ:約141.2mm 幅:約69.1mm 厚さ:約7.1mm |
高さ:約147.2mm 幅:約72.94mm 厚さ:約7.6mm |
センサー | 加速度, コンパス, ジャイロ, 環境光, 近接, HALL, 指紋 | 加速度, コンパス, 環境光, 近接, 指紋 |
Wi-Fi | Wi-Fi 802.11b/g/n準拠 (2.4GHz) | novaと同じ |
Bluetooth | 4.1 | novaと同じ |
OSがAndroid7と6とで異なる
まず異なるの出荷時のOSです。
何故か安いliteの方が最新のAndroid7を搭載しているのに対して上位機種という位置付けの無印版novaはAndroid6です。
HuaweiのスマホはOSに独自のカスタマイズを加えていて、それをEmotion UIと読んでいるのですが、これもベースとなるAndroidのバージョンが異なるのでバージョンが違います。
CPUが異なる
次に異なるのは処理の心臓部となるSoC/CPUです。
上位機種のnovaはクアルコム製のSnapdragonのミドルクラス向けとなる625を採用しているのに対して、下位機種のliteは内製のKirinとなっています。
ベンチマーク測定アプリで測定した結果としては、GeekBench4ではシングルコアが786,マルチコアが3302というスコアになりました。
3Dの描画性能も含め総合的なベンチマーク測定を行うAnTuTu benchmarkでは合計で5万4891というスコアになりました。
いずれも当然上位機種のnovaの方が高いスコアとなっていますが、2万円を切るスマホとしては中々の結果ではないでしょうか。
その他の違い
その他異なる点としては、liteの方にはジャイロセンサーが搭載されていませんので、ポケモンGoなどジャイロセンサーを利用するスマホゲームなどを楽しむ人は注意が必要です。
尚、カメラについては上位機種のnovaとnova liteは1ピッチあたり1.25μmという同じソニー製のセンサーを搭載しています。
カメラの画質をiPhone7,novaと比較
続いてカメラの画質について見ていきます。
上から順にiPhone7,nova lite,無印版novaとなっています。
色の表現が微妙に異なります。
そして同じセンサーを使っている無印版novaとnova liteでも色合いが異なります。
iPhoneに比べるとnovaシリーズは空の色は濃い目になっています。
夜景撮影
ここ最近のスマホは日中の撮影ではSNSなどで利用するうえではあまり差が見られなくなりましたが、夜間の撮影においては格安スマホだと画質残念な感じになることが多いです。
果たしてnova liteはどうでしょうか?
上がiPhone7で下がnova liteのカメラで撮影した写真になります。
明るさはiPhoneの方が上ですが、nova liteの方が色合いが自然な印象も受けるくらいで十分に使える画質だと思います。
nova liteと同じく2万円以下で購入できるDSDS対応スマホのg07なんかはほんとに夜間撮影はひどかったですからね。
g07レビュー 1万円台でDSDS対応で3GメモリでフルHD&指紋認証ありだけどカメラが全然ダメでした
*いれずれの画像もリサイズしています。
総合評価
無印版の上位機種であるnovaと1万4800円から購入できるnova liteの双方を使ってみていることは、nova liteの方が圧倒的にコストパフォマンスは良いということです。
スペック上やベンチマーク上は無印版novaの方が上ですが、実際に使ってみるとそれほど差は感じません。
手に持った感じは無印版novaの方が小さくて、材質も高級感があって良いのですが、カメラの画質であったり、処理レスポンスなんかは同等に感じます。
正直1万4800円でこのようなスマホを手に入れられるのは脅威としか言いようがないといった感じです。