モトローラのハイエンドスマートフォン『Moto Z』を購入して1ヶ月弱。
Moto Zはバッテリーであったり、プロジェクターであったり、カメラであったりと各種様々なオプションモジュールを合体させてシームレスに使うことができる非常に珍しいスマートフォンで、私は光学10倍ズームが可能なハッセルブラッドブランドのカメラ『Hasselblad True Zoom』も購入して使ってきたので、Moto Z単体とHasselblad True Zoomのレビューをお届けします。
5.5インチなのに薄くて軽いMoto Z
Moto Zは解像度が2560 x 1440とフルHDよりも高い5.5インチの有機ELディスプレイを搭載。
心臓部には、クアッドコア CPU および Adreno 530 GPU を内蔵した高速クアルコム Snapdragon820 プロセッサという現段階では最高峰のスペックを搭載し、メモリも4GB搭載していてマルチタスクも快適に動作します。
CPUの性能を測定するgeekbench 4アプリでの測定結果。
このようなハイスペックなスマートフォンは他にもありますが、個人的に1番気に入っているのが、その軽さです。
薄いスマホは昨今数多くありますが、軽いスマホは中々ありません。
Moto Zは前述したハイスペックな仕様にも関わらず、重量は僅か136グラムしかありません。
同様のスペックを持つスマートフォンは大体160グラムほどの重量ですから、手に持ってみるとその軽さを実感します。
日々持ち歩くスマートフォンだけに軽さは非常に大きなメリットといえます。
Moto Z単体のカメラ性能とデザイン
Moto Zは先に紹介したように5.5インチスマホにしては非常に薄く、そして軽いスマートフォンですが。その代償なのか、カメラのレンズ部分の出っ張りが目立つデザインとなっています。
しかし、これも専用のカバーを付けることで気になることがないように配慮されています。
Moto Zには後で紹介するHasselblad True Zoomというサードパーティの光学10倍ズームカメラを装着して写真を撮ることができますが、まずはスマホ単体でのカメラ性能について確認しておきます。
画素数は1300万画素と標準的な画素数になっていますが、レンズはF値が1.8とiPhone7と同様に非常に明るいレンズを利用しています。
また、光学式手ブレ補正にレーザーオートフォーカスも搭載しているため、夕焼けから夜景、室内での撮影など光量が少ない場面でもキレイに撮影が出来ます。
下の画像はMoto Zで撮影した写真です。*リサイズしています。
メーカーによるカスタマイズが少ない
Moto G4のレビュー時にも紹介したかもしれませんが、モトローラのスマホは日本メーカーをはじめ、ASUS、HuaweiなどのようにAndroidOSに対してのカスタマイズをあまり行っていないですし、余計なメーカーのアプリも少ないです。
メーカーによってはそれを他のAndroidスマホとの差別化として行っているのかもしれませんが、個人的にはアンインストールできない不必要なアプリがあることについては好印象ではありません。
その辺モトローラのスマホは好印象が持てます。
その他
Google Photos を利用してオリジナルのファイルサイズで2 年間、無料でバックアップ保存することが出来ます。
Google pixelのように無期限でオリジナルファイルサイズを保存できるわけではありませんが、これも写真をよく撮るユーザにとっては嬉しい特典ではないでしょうか。
motomods ハッセルブラッド光学10倍ズームカメラ
続いてMoto Zにマグネット方式で合体するハッセルブラッドのTrue Zoomカメラについても使用感をお伝えしたいと思います。
まずは、Moto Zと合体した状態下記のように、まるでデジカメのような格好になります。
協力な一体型マグネット方式でくっついているので外れる心配はありません。
外す時もちょっと力を入れる必要があるくらい密着しています。
レンズは沈胴式になっています。
Hasselblad True Zoom側の電源を入れるとレンズが飛び出ひて、撮影モードになります。
またMoto Z側のカメラアプリを起動した時にも自動でレンズが飛び出して撮影モードに切り替わります。
カメラアプリについては、プリインストールされているモトローラのカメラアプリ以外のサードパーティ製カメラアプリでも利用することが出来ます。
私が試したのは、無音カメラとして利用しているA Better Cameraです。
play.google.com
Hasselblad True Zoomでの撮影モードは以下のようになっていて、RAW撮影も可能です。
これらのメニューはモトローラの純正カメラアプリの時に表示されます。
スマホ光学10倍ズームカメラの威力
まずは、iPhone7Plusでズームなし状態で撮影。
真ん中にある屋上が青っぽいマンションをズームしていきます。
次にiPhone7Plusの望遠側レンズで撮影した写真がこちら。
最後にハッセルブラッドTrue Zoomで10倍ズームして撮影した写真がこちらになります。
光学10倍ズームの威力を感じられると思います。
そしてこのハッセルブラッドTrue Zoomで撮影した写真はMoto Zに保存されるので、すぐにSNSなどにアップすることができます。
ハッセルブラッドTrue Zoomカメラの仕様
ハッセルブラッドTrue Zoomカメラの仕様を確認しておきましょう。
画素数は1200万画素、センサーサイズは一般的なコンデジと同じ1/2.3 インチ。
f値は3.5 ~ 6.5となっていて、あまり夜景の撮影には向いていません。
静止画では光学式手ブレ補正搭載、動画撮影時は電子式手ぶれ補正になります。
その他詳細な仕様はモトローラのウェブサイトで確認できます。
旅行やスポーツ観戦で活躍
Moto Zとハッセルブラッド光学10倍ズームカメラを持って1泊2日のスポーツイベントに行ってきたのですが、特にスポーツ観戦では望遠機能を必要とする場面が多いと思うので光学10倍までズームできるカメラをスマホと一緒に持ち運べて、さっと撮影できるのは便利でした。