楽天モバイルの小型軽量スマホとして人気のRakuten Hand。
購入してから数ヶ月間使っていますが、先日夜景スポットを撮影する機会がありましたので、iPhone12miniと比べてみました。
勿論、ハイエンドで10万円近くするiPhoneと実質無料で手に入るRakuten Handで比較するのは無謀ですが、コスパ最強の楽天ハンドのカメラがどこまでの画質なのかを見ていただければと思います。
なお、Rakuten Handのメインカメラのスペックを振り返っておくと、デュアルレンズカメラ仕様で1つが約4800万画素でF値1.8の広角カメラとなっていて、もう1つが約200万画素でレンズがF値2.4の深度測位用カメラを搭載している。
カメラの性能差が顕著に出る夜景の画質はどうか
スマホカメラの画質で顕著に差が出るのが夜景の撮影です。
特にiPhoneやGoogleのPixelといった最近のハイエンドスマホは、連写撮影された画像をAI処理で合成するナイトモード、夜景モードを搭載していて人の眼で見えない景色でもキレイに描写してくれます。
これに対してRakuten Handのようなエントリーモデルだとセンサーのサイズやレンズの明るさといったハード面も異なります。
そして一番の違いがカメラアプリです。
Rakuten Handのカメラアプリは、AIで夜景シーンを選別しますが、これによって変わるのはISO感度などの設定のみ。
連写撮影した画像を合成することで、きれいな夜景写真を仕上げるナイトモードはありません。
それでは、Rakuten Handのカメラで撮影した夜景写真とiPhone12 miniのカメラで撮影した夜景写真を比べてみましょう。
どうでしょうか?
個人的な評価としては、予想以上にRakuten Handはちゃんと映るなという印象です。
勿論、iPhone12の方が解像感が高く、はっきりと写っています。
それに対してRakuten Handで撮影した写真はもやっている感じで解像度が高くありません。
しかし、一昔前のエントリーモデルだと夜景の写真は何も映らないような状態もあったのが、今はそれなりに撮れるようになってきました。
1枚だけでは、ちゃんとした比較は出来ないので、他の写真も見てみましょう。
基本的には先程同様の印象で、楽天Handのカメラで撮影した写真はもやっとしていて、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」の文字が一部潰れてしまってはっきり見えないですね。
これに対して流石iPhoneのナイトモード撮影だと、ライトアップされている文字もはっきりと描写されています。
他にも何枚か比較用に撮影しましたが、夜景に関しては同じような違いが出ていました。
下の写真はアクリル板越しに撮影しているので、一部反射している状態ですが、それでも上記写真と同様の違いで見て取れます。
Rakuten HandにPixelに搭載されているGoogleカメラアプリをインストールすると、ナイトモードが使えるようになり夜景の画質がいっきに向上します。
室内など明るいところでの違い
続いて、日中や明かりのある室内で撮影した場合についてRakuten HandのカメラとiPhoneのカメラを比較してみました。
Rakuten Handの画面で見てるだけだと正直気にならないのですが、こうやってiPhoneと撮影した写真と比較すると、写真の明るさが違うのが分かりますね。
ただ、日中植物なんかを撮影してみると、解像感も高いですし、高級スマホと比較しなければかなり満足感は高いです。