シャープが製造販売しているお風呂で使える防水タブレット「SH-T01」を購入して使ってみたレビューをお届けします。
お風呂で使える防水タブレット12個と実際に2年以上使ってオススメできる物
お風呂で使える防水性能を持ったタブレットは貴重な存在です。最新のOSへのバージョンアップ保証もあるSH-T01について知ってもらえればと思います。
防水タブレットとしてSH-T01のWiFiモデルを購入した理由
これまで長年防水タブレットをお風呂で使ってきました。
使っていたのはファーウェイ製の「MediaPad M3 Lite 10 wp」です。これはタブレットで最高レベルの防水性能だったからです。
しかし、 「MediaPad M3 Lite 10 wp」 は如何せん発売から年月が経過しており、OSはAndroid7ベースで、セキュリティパッチも適用されないなどネットに接続して使用するにはリスクがある状態でした。
買い替えたいとは常々思っていたのですが、お風呂で使えるような防水タブレット殆ど無い状態でした。
唯一お風呂で使えるタブレットとしてNTTドコモから発売されているdTab d-41Aがあるのですが、邪魔で消すことが難しいドコモ関係のアプリがプリインストールされているため避けてきました。
しかし、このd-41AのSIMフリー版というか正確にはWiFiモデルなんですが、製造元のシャープから直接販売されているモデルがあることを知りました。
それがSH-T01です。
このSH-T01が知られていないというか、あまり一般に使われていないのは法人専用と謳われているため、個人で買っていいのか躊躇してしまうためだと思います。
しかし、楽天やAmazonで普通に買えますし、実際私も購入して何も問題なく使っています。
使い方も普通のAndroidタブレットと変わらず、Googleアカウントがあれば何ら制限なく使えます。
半年間お風呂で使った評価
SH-T01を購入して半年以上になりますが、毎日お風呂で使ってます。
お風呂の脇に置いて使ってるので、シャワーのお湯がバシャバシャかかりますが、全然問題なく使えてます。
ファーウェイ製の「MediaPad M3 Lite 10 wp」 を使っていた時は、充電用のUSB-Type C端子が湿気で変色する事があったので、SH-T01ではUSB端子にAmazonで数百円で売ってるキャップをカバーとして付けてます。
スペック情報とOSアップデート保証について
SH-T01の主要スペックは以下の通りです。
OS | プリインストール時はAndroid 10でしたが、Android12にバージョンアップして使っています |
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サイズ | 約170mm×約246mm×約8.2mm(突起部を除く) |
質量 | 約491g |
CPU | Qualcomm Snapdragon 665 2GHz+1.8GHz オクタコア |
内蔵メモリ | RAM 4GB/ROM 64GB |
ディスプレイ | 約10.1インチ/TFT WUXGA 1,920×1,200 |
アウトカメラ | 有効画素数 約800万画素 CMOS |
インカメラ | 有効画素数 約800万画素 CMOS |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver.5.0 |
バッテリー容量 | 6500mAh(内蔵電池) |
防水 / 防塵 | IPX5・8(お風呂防水対応)/ IP6X |
生体認証 | 指紋認証 |
OSはプリインストールバージョンはAndroid10となっていますが、現在はAndroid12にバージョンアップして使っています。
「MediaPad M3 Lite 10 wp」 がAndroid7だったので、Android防水タブレットとしては本記事執筆時点で一番新しいバージョンだと思います。
また、SH-T01は発売から2年間OSのアップデートが保証されています。
SH-T01の発売日は2020年9月30日です
ベンチマークテスト結果
次に、SH-T01をGeekbenchアプリを使ってベンチマークテストした結果が下記になります。
正直ベンチマークテストの結果はそこまで高くありませんが、CPUがミドルレンジ向けのSnapdragon665なので仕方ありません。
ただ、Snapdragon665はコスパが高くて人気SIMフリースマホだったOPPO Reno 3Aと同じCPUという事を考えればお風呂で使うタブレットとして十分だという事が分かっていただけるかと思います。
実際に1ヶ月以上使い続けてみて、性能面については不満を感じた事無かったです。
まぁお風呂でyoutubeやDAZNといった動画を視聴する程度なので、十分なスペックといったところでしょうか。
一方でそういったネットでの動画視聴なので、CPUやメモリよりもネット接続環境が重要です。
SH-T01は「IEEE802.11 ac」に対応しているので、ご自宅のWi-Fiモデル次第ですが、 「MediaPad M3 Lite 10 wp」 よりもネット接続環境は快適になるかと思います。
外部メモリを使ってみた
SH-T01のROMは64GBしかありません。
そのため電子書籍などデータ容量を必要とするアプリを使う場合は、外部メモリを購入した方が良いです。
SH-T01は、microSDXC対応していて認識できる最大容量は512GBです。
私は512GBも使う事は無いので128GBのメモリを使っています。
マイクロSDカードを入れる部分も防水性を担保した設計となっています。
バッテリー持ちは十分過ぎる
SH-T01のバッテリー容量は6500mAhです。
正直バッテリー容量については詳しくないのですが、毎日お風呂で1時間から2時間使っていて1週間半以上充電しなくても使えています。
「MediaPad M3 Lite 10 wp」を使っていた時は、4日ほど使ってるとレッドゾーンに入る時もあったので、バッテリー持ちにはかなり満足してます。
総合評価は90点
SH-T01の総合評価は90点です。
バッテリー持ちは良いですし、OSのアップデートが2年間保証される点は高評価です。
一方で、CPUなどはコスパ重視でミドルレンジの物が使われているので、お風呂でもゲームをやる方には向いてないかもしれません。
また、ディスプレイ周辺のベゼルも太めです。
最新タブレットはiPad含め、スリムベゼルなので、それと比較してしまうと古いデザイン感はあります。
そんなマイナス点はありますが、現状お風呂で使える防水タブレットとしては一択だと思います。