ZTEから発売された格安SIMフリースマートフォン「ZTE Blade V580」を実際に購入して利用してみたので、レビューしていきたいと思います。
2万円台なのにフルHD解像度+指紋認証搭載
ZTE Blade V580は、5.5インチのフルHD解像度液晶、8コアCPU、指紋認証センサーを搭載しているにも関わらず、 Amazonでは税込2万7000円で販売されているコスパが高いと言われる格安SIMフリースマートフォン。
主な仕様
- CPU:MediaTek MT6753 64bit 1.3GHzオクタコアプロセッサ
- OS:Android 5.1 Lollipop
- 液晶:5.5インチ 1920 x 1080 フルHDディスプレイ
- メモリ:2GB
- 記憶容量:16GB
- microSD外部ストレージ(最大32GB)
- 背面カメラ:1300万画素 F値:2.2
- 前面カメラ:500万画素
- バッテリー容量:3000mAh
- 本体サイズと重量:77.2 x 155.3 x 8.6mm / 165g
これが2万7000円で手に入るのですからコスパが高いと言われるわけですね。
パッケージと付属品の内容
ZTEのコーポレートカラーである青の化粧箱。
中身を開けてみると質素な感じで端末が収まっています。
付属品は、充電用のUSBケーブルとアダプタ、SIMピンにマニュアルと保証書です。
カメラ周りのデザインが残念
ZTE Blade V580で1番残念なのが背面カメラ周りのデザイン。
iPhone 6s/6s プラスのように出っ張っていますが、その周りが青いリングで装飾されていて、個人的にはかなりダサいと感じます。
筐体は金属に見せかけたプラスチック製
当初ZTE Blade V580の筐体を写真で見た時は格安SIMには採用されない金属製なのかなと思ったのですが、実際手に取ってみて叩いてみると、他の格安SIM同様樹脂・プラスチック製であることが分かりました。
ハイエンドスマホのような金属筐体を期待している方は注意して下さい。
狭額ベゼルの5.5インチ液晶
5.5インチフルHD解像度の液晶画面は狭額ベゼル仕様となっています。
タッチ操作のレスポンスについては、特に遅いなどの感じはありませんでした。
ホームボタンや戻るボタン、アプリ使用履歴を表示するボタンは物理ボタンではありません。
ホームボタンは、印があることから気づくと思いますが、戻るボタンとアプリ使用履歴を表示するボタンは目印が無いため、気づかない人がいるかもしれません。
デュアルSIM仕様
ZTE Blade V580は、デュアルSIM仕様となっています。
ナノSIMを2枚セットすることが可能となっています。
もしくはナノSIMカード1枚とSDカードという選択肢もあります。
ただ、写真のようにナノSIMを2枚挿した状態ではデータ通信が出来ませんでした。
利用するSIMを1枚だけにしているのにです。
SIMのAPNなどの設定を変えずにSIMスロットから1枚取り出して、1枚だけにしたらデータ通信が出来ました。
これは不具合かもしれません。
ベンチマーク測定で性能検証
ZTE Blade V580のベンチマーク結果です。
マルチコアのスコアは、Nexus6やギャラクシーS5と同等の結果で、2年前くらいのハイエンドスマホと同等の性能ということを表しています。
ライバルのファーウェイGR5と比較
ZTE Blade V580の比較対象としては、同じ価格帯で2月に発売されたファーウェイ製のGR5となるでしょう。
GR5は価格comでの人気ランキングでiPhone SEが発売されるまで1位となっていて、格安SIMフリー端末としては異例の状態となっていました。また、評価も高い状態が続いています。
端末のスペックやサイズはZTE Blade V580と近いですが、違いとしてはGR5の方がCPUにSnapdragonを採用していたアプリの互換性が良いこと(即ちアプリがちゃんと動く可能性がGR5の方が高いということ)。
背面カメラのF値がGR5の方が2.0の明るいレンズであるため、夜の撮影にはGR5が向いていること。
本体の筐体がGR5は金属製で高級感があるといったところがあります。